実はルビーは値段だけでは偽物か分からない?ルビーの偽物の見分け方を徹底解説!
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ルビーは誰しもが一度は見聞きしたことのある有名な鉱石です。
そんなルビーは宝石にすると非常に美しい赤色の輝きを放ち、高い人気があります。
しかしながら、そんなルビーには偽物も多く出回っているのが事実です。
そこで今回はルビーの偽物の見分け方などについて解説していきます。
- そもそも偽物のルビーとは?
- 偽物のルビーと本物のルビーとを見分ける方法
- 本物かつ天然石のルビーの宝石は非常に高価
- 天然石のルビーを比較的安価で手に入れるなら原石がおすすめ
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そもそも偽物のルビーとは?
そもそも偽物のルビーとはどういったものを指すのでしょうか。
実際に偽物のルビーというと天然のルビーのみが本物で物質すら違う偽物は当然ながら、人工ルビーも同じく偽物だとする場合もありますし、物質すら違う偽のルビーだけが偽物で人工ルビーは天然のルビーと同じく本物だとする人もいます。
そこで以下ではそういった本物や偽物のルビーでも意見の分かれる3種類のタイプを比較してみたものになっています。
ちなみにそれぞれ宝石にした際の特徴を示したものです。
特徴 | 天然ルビー | 人工ルビー | 模造品のルビー |
元素 | 酸化アルミニウム | 酸化アルミニウム | ケイ素など |
輝き | 深く鮮やかな赤 | 深く鮮やかな赤 | 色むらのある赤 |
強度 | ダイヤモンドでのみ傷がつく | かなりの強度だが 天然ルビーほどではない | 簡単に傷がつく |
不純部分 | ややあり | なし | あり |
人工ルビーも天然のルビーも元素的には同じ
よくルビーの偽物というと人工のルビーも偽物という分類にされがちです。
確かに人工ルビーは価値的には天然のルビーに遠く及ばず、金銭的にも高い価値がつくものではありません。
また、人工ルビーは物質的にも模造品などよりは圧倒的に硬いものの、天然のルビーには劣ります。
しかし、人工ルビーも物質、元素的には天然のものと同じであり人工のルビーも物質の存在としては天然のルビーと変わりありません。
そのため、広い意味での本物のルビーには天然のルビーだけでなく人工のルビーも含まれることになるのです。
狭義の意味では元素が違うものが偽物のルビー
一方で狭義の意味での偽物のルビーはそもそも元素自体が違う模造品のことを指します。
例えば、人工でも天然でもルビーであれば元素の組成は酸化アルミニウムでできているはずです。
しかし、模造品のルビーは二酸化ケイ素つまりガラスを赤く加工したものだったり、ただのプラスチックだったりとそもそも全然違う物質で作られています。
こういった模造品のルビーはしっかりとレプリカであるという表示があれば良いですが、酸化アルミニウムの本物のルビーに偽って売られていた場合は偽物のルビーだと言えるでしょう。
つまり、偽物のルビーは狭義の意味では酸化アルミニウム以外のものだと言えます。
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偽物のルビーと本物のルビーとを見分ける方法
では偽物のルビーと本物のルビーとではどうやったら見分けることができるのか。
以下では偽物のルビーと本物のルビーとを見分ける方法について解説しています。
- ルビーの表面を引っ掻いて傷がつくか確かめる
- ルビーの輝きを調べる
- ルビーの不純物を調べる
ルビーの表面を引っ掻いて傷がつくか確かめる
まず、1つ目の偽物のルビーと本物のルビーとを見分ける方法としてはルビーの表面を引っ掻いて傷がつくかを確かめるという方法が挙げられます。
理由としては本物のルビーの表面はダイヤモンド以外では削れることがないからです。
例えば、偽物のルビーではガラスなどで作られているために爪やコインなどで引っ掻くとすぐに傷がついてしまいますし、人工のルビーも天然ほどは強度がないために削れる可能性があります。
そのため、お店のルビーなどでは難しいかもしれませんが、自身が持っているルビーを確かめるのであればコインなどで引っ掻いてみると本物かどうかが判明する可能性が高いと言えます。
よってルビーの表面を引っ掻いて傷がつくかを確かめるという方法が偽物のルビーと本物のルビーとを見分ける方法の1つだと言えるでしょう。
ルビーの輝きを調べる
2つ目の偽物のルビーと本物のルビーとを見分ける方法としてはルビーの輝きを調べるという点が挙げられます。
理由としては本物のルビーであれば深く鮮やかな赤い輝きをしているからです。
例えば、本物のルビーであれば天然のものでも人工のものでも基本的に均一な深い赤色輝きがあります。
しかし、ガラスなどで作られている場合、不自然に赤色にムラなどがあり、輝きに不自然さが残ることになります。
よってルビーの輝きを調べるという点が偽物のルビーと本物のルビーとを見分ける方法の1つとして挙げられるでしょう。
ルビーの不純物を調べる
3つ目の偽物のルビーと本物のルビーとを見分ける方法としてはルビーの不純物を調べるという点が挙げられます。
理由としては本物のルビーはどうしても自然に採れるものであるためにやや不純物が含まれているからです。
例えば、本物のルビーは高価であればあるほど純度や品質は高くなりますが、それでも微量に不純物が含まれています。
しかし、合成のルビーでは人工的に作るために不自然なほどに全く不純物が含まれていません。
一方で全くの模造品の偽物のルビーは逆に不純物が多く含まれています。
よって不純物の量を調べるという点が偽物のルビーと本物のルビーとを見分ける方法の1つだと言えるでしょう。
本物かつ天然石のルビーの宝石は非常に高価
とはいえ、基本的に天然石のルビーであれば値段は非常に高価です。
そのため、店が好意として安くルビーを譲ってくれるといった時やたまたま信頼できる筋から安くルビーが手に入ったということでない限りおおよそ安いルビーは人工ルビーか模造品のルビーだと思っておいた方が良いでしょう。
ただ、安いルビーといっても模造品のルビーは明らかに偽物であるため、別に欲しくなく詐欺だとも言えますが、人工のルビーに関しては人によっては話が違ってきます。
どうしても天然石のルビーが良いのであれば仕方ありませんが、値段も安く物質的に同じであり、形や輝きも納得できているのであれば人工のルビーでもルビーはルビーであるため納得できる人もいることでしょう。
よって人工のルビーでもルビーであるため、納得できるという人以外でどうしても本物は天然石のルビーで欲しいルビーも天然石のものだけだというのであれば値段的には非常に高価なもの以外は基本的に偽物だと言って良いと言えます。
天然石のルビーを比較的安価で手に入れるなら原石がおすすめ
一方でやはり安価でも天然のルビーをどうしても手に入れたいというような方は少なくないでしょう。
そう言った方は天然石のルビーでも比較的に手に入るルビーの原石がおすすめです。
理由としてはルビーの原石であれば天然石でも数千円単位から購入できるからです。
基本的に天然石のルビーは高価ですがそれは宝石になるような非常に品質の高いルビーだからで原石として売られているような宝石にはならないほどの品質の天然のルビーなら比較的安価に手に入れられます。
よって天然石のルビーを比較的に安価で手に入れるなら原石での購入がおすすめだと言えるでしょう。
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